ロングレール交換工事
1本の長さが200m以上のレールを『ロングレール』といいます。
通常のレールに比べてロングレールは継ぎ目が少ないため、振動や騒音が減り、乗り心地も良くなります。
経年劣化したロングレールの交換工事の流れは、以下の通りです。レールの切断、溶接作業等の人手作業はありますが、専用の『ロングレール交換器』を活用し、限られた時間の中で効率良く、ロングレールの交換工事を行っています。
①旧レールガス切断
レールを交換するために、まずはガスで古くなったレールを切断します。
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②新レール高速切断
溶接口に合わせて、新しいレールをミリ単位で切断します。
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③新レール設置
新しいレールを『ロングレール交換器』にセットします。
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④交換機進行中
『ロングレール交換器』が自走して古いレールを撤去し、新しいレールを挿入・敷設(ふせつ)します。
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⑤新旧レール交換中
『ロングレール交換器』が敷設した新レールの位置を、バールにより調整します。
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⑥軌間設定
新幹線の左右の車輪間隔に合わせて、敷設したレールの軌間を1,435mm(※)に設定します。(※新幹線向けレールの左右間隔)
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⑦新レール敷設完了
技術の結集により、寸分の狂いもないレールに仕上がりました!